Blu-ray作品で、綾瀬はるかさん主演の「本能寺ホテル」を観ました。
[Blu-ray] 本能寺ホテル Blu-rayスタンダード・エディション
綾瀬はるかさんのもつ雰囲気というか、よさを活かした作品だと思います。
この映画の鈴木雅之監督は2011年の「プリンセス トヨトミ」も監督しています。
そちらも同じく、綾瀬はるかさん、堤真一さんのコンビです。プリンセス トヨトミから6年後、再コンビで映画を撮影したことになります。
日本史上最大の謎「本能寺の変」に迫る歴史エンターテインメント!
というのが売り文句のようです。本能寺の変、歴史エンターテイメント、この2つがそろうと、多少歴史が好きな人であれば気になる題名であり、売り文句です。
ただし、ネタバレはしませんが、歴史エンターテインメントというより、主人公が過去の歴史を体験することで、自分の人生を振り返り、成長していく、ある意味しっとりとして、やさしい物語という感じでしょうか。
映画が悪いといっているわけではないのですが、日本史上最大の謎に迫るミステリー作品としてみると、肩透かしとなってしまい、作品の評価を下げることになるため、ミステリー的な要素はない、という点だけ記しておきます。
間の取り方が日本的
映画の間の取り方などが、日本的な映画だなと思いました。
シン・ゴジラ的な緩急があるというかスピーディーな間は、私の個人的な感想ではありますが、日本的な少しゆったりした間とは異なるとの印象を持っています。
この映画に関しては、しっとりとした、やさしい物語、それを「本能寺の変」と「織田信長」というアクセントをつけている感じです。綾瀬はるかさんのふわっとした雰囲気のよさを味わう映画という感じです。
主人公、綾瀬はるかさんの相手役は、映画やドラマで安定の堤真一さん。信長?と思うところはあるかも知れませんが、もう安定の堤真一ですね。
フジテレビの制作のようなので、出演者などもドラマっぽい感じです。
平山浩行さん、近藤正臣さんが、映画らしさを少し感じさせます。濱田岳さんは、この映画の森蘭丸のキャラクターにぴったしです。
八嶋智人さんが、出ているのですが、、、必要だったのか?と、あくまで個人の感想として思いました。物語の流れをふわっとするというか、ある意味断ち切る感じになってしまったような感じが個人的な感想です。
京都の風景やお寺は4K撮影の方が合う
ブルーレイで観たのですが、4K撮影してほしかったというのが要望的な感想です。
場面としてよく出てくるお寺の柱、もっと生々しさというか、精細さがあると、より映像にのめりこめた気がしますね。京都の街並みやお寺は精細感のある映像になると、雰囲気のよさが出るのだと思いました。京都の夜景も、もっときれいな映像だと映画により感動できた気がします。今後、日本映画でも4K撮影がすすんでほしいものです。
勝手に評点付け!日本歴史上、最大のミステリーの観点から見ると・・・
綾瀬はるかさんのファンの方にとっては、そのよさが出ている映画です。一人の女性が歴史上の出来事と出会い、思い悩み、何かを変えようと、成長していく、そんな映画というよりはドラマです。
本能寺の変、という歴史上の出来事に対する興味からみると、私のようにふつうという感想を持ちます・・・